まなびサイエンス

100円ショップのカードケースで RaspberryPi のケースを作る

カバーイメージ

 最近、いきなり RaspberriPi を始めました、こんにちは>挨拶
 RaspberriPi は、基盤むき出しの Linux ボード コンピュータなので、金属端子に不注意に触れることによる配線のショートなどが怖いわけです。特にこの時期ですと、顔から落ちた汗でご臨終なんてことも十分考えられます。基盤サイズやコネクタの配置にピッタリに設計された専用ケースが幾つか販売されていますが、せっかくなので 100 円ショップで身近に入手できるモノを利用してケースを自作してみました。結果的に、たった 100 円でかなりイイ感じのケースを作ることができました。

材料

 手持ちの RaspberryPi 2 Model B を対象にケースを作成してみました。RaspberryPi には、他にも幾つかのモデルがありますが、何れもクレジット カードやキャッシュ カードと同じサイズ(約85.6mm×54mm)か、またはそれより小さいサイズですので、他のモデルについても同様に、100 円ショップで入手可能なカードケースを利用できそうです。
 今回、近所の Seria で和泉化成のカードケース(右写真)を購入。おそらく、ダイソーなど他の 100 円ショップでも取り扱いがあると思います。汎用のカードケースにも関わらず、基盤からはみ出したコネクタの分も含めてピッタリ サイズ、更に基盤裏の表面実装部品などを含めて高さまでもがピッタリ、加工もしやすいポリプロピレン樹脂製と、これがまた驚くほどに超オススメです。

緒元

  • 外寸(表示):縦100mm×横66mm×高21mm
  • 内寸(表示):縦95mm×横57mm
  • 内寸(実測):縦100mm×横58mm
  • 材質:ポリプロピレン
Raspberry Pi 2 Model B
Raspberry Pi
売上ランキング 14,095
エレクトロニクス
¥ 5,319

加工の覚書き

  1. LAN・USB コネクタ側のコネクタ面をケース内側に合わせた位置に、ネジ穴 M3.5×4 を開けます。工作の誤差を見越して大き目の穴にしました。
  2. 音声・ビデオ出力端子が飛び出している分だけが内寸に収まらないので、ケース側面に 7mm のドリルで穴を開けます。
  3. HDMI・マイクロ USB 端子を使わないのであれば、これら端子のための加工は不要で内寸ピッタリに収まります。その場合、電源はマイクロ USB 端子ではなく、GPIO 端子から DC+5V を供給します。USB 機器を色々と繋げると直ぐに電力不足になるため、むしろ最初から GPIO 端子経由での電源供給をオススメします。
  4. SD カードの取出し穴は、私の場合、頻繁に SD カードを着脱することがないので今回は省略しました。いざ取り外す際には基盤ごと取り出してやればいいかな、と。
  5. ネジは、7~10mm くらいの短めのネジをケースにナット締めします。このナットは、基盤裏の表面実装部品や、半田されたリード線のトゲトゲ(?)分だけ浮かせるためのスペーサの意味もあります。ナット(スペーサ)がないと、基盤が安定しませんが、厚すぎるとフタが閉まりませんので、ナットは 3mm 厚くらいが限界です。
  6. 基盤はネジ止めまでしなくても良いと思います。ネジ固定せずとも十分に基盤を固定できるうえに、基盤を取り出したい場合にも便利です。長いネジを使うと、基盤を取り外すのが面倒になりますので、短めのネジがオススメです。
  7. LAN・USB コネクタにアクセスできるよう、ケース側面をカッターで切ります。寸法は目測で。
  8. 上蓋を閉じた際、USB コネクタの上面エッジが干渉し、また上段 USB ポートを塞ぐのでカッターで切ります。
  9. LAN コネクタ側は、蓋の加工なしにギリギリ使えます。
  10. ドリルの下穴加工は、熱した半田ゴテなどでちょっと触ってやると簡単です。
  11. ポリプロピレン樹脂のため、大き目のカッターでググ~ッと押してやると簡単に切れますし、深めのケガキ線を入れて折り曲げてやると簡単に切り取れます。アクリル樹脂などと違って割れることがなく加工が簡単です。
  12. 万が一、加工に大失敗しても 100 円という安心感。

完成

 USB コネクタに掛かる部分はフタの加工が必要ですが、LAN コネクタに掛かる部分は、未加工のままでもギリギリ LAN ケーブルを接続できる神マージンになっています*1。右奥の穴は、GPIO 端子経由で電源供給するためのケーブル用あ。白いのは、蓋の内側に GPIO 端子の接続一覧表が張り付けてあります。
 写真ではまだ放熱のための通気口を加工していません。実際の運用で、チップの温度上昇を考えて、追加で加工が必要になると思います。

 マイクロ USB 端子も HDMI 端子も使わない、と割り切った場合、これらコネクタのための面倒な長方形の穴あけ加工が一切不要です。将来的に必要になったら、その時考えるということで。音声・ビデオ出力端子だけはケースのサイズを超えるため、どうしても穴あけ加工が必要です。

  1. *1 正直、0.2mm くらい干渉しているようですが、ほとんど問題ありません。

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